室内空気環境測定ってなぜ必要?
室内空気環境測定の必要性
建築物衛生法に規定されている空気環境要素は、①浮遊粉じん ②一酸化炭素 ③二酸化炭素 ④温度 ⑤相対湿度 ⑥気流の6項目があり。いずれも人間が生活する上で、快適性だけでなく直接健康に関わる重要な要素と言えます。そのため最低限の空気環境に保たれているかどうかの検査を、2ヶ月に一度(年6回)定期的に行う必要があります。
法律の知識をご紹介します
法律では、特定建築物
(延べ面積3,000㎡以上の店舗・事務所や遊戯施設、また8,000㎡以上の学校等)に
年6回(2ヶ月に1回)の室内空気環境測定が義務付けられています。
一般家庭では、窓を開け空気を入れ換えることもできます。
空調設備の調子が悪かったり、嫌なにおいがしたらすぐにわかります。
ですが、特定建築物では窓の開閉が頻繁にできるとは限りません。
また、空調設備の不具合をすぐに確認できるとも限りません。
そのため、定期的に測定をする必要が出てくるのです。
これは、特定建築物に限らず、一般の店舗・レストランなどにもあてはまります。
特に地下に店舗を構えている場合、ちょっと心配です。
室内空気環境の大切さ
室内の空気には、ホルムアルデヒドをはじめとするさまざまな化学物質、
一酸化炭素や二酸化炭素などが含まれている場合があります。
私たちは呼吸をするとき無意識のうちにそれらを吸っていることとなります。
特に子供は、大人より呼吸量は少ないものの、
体重1kgで比べると大人の2倍の量を取り込んでいることになるのです。
これが原因で、子供のアトピーや喘息などのアレルギー疾患が増えているといわれています。
人間にとって最も大切な空気の汚れを測定することによって、
体調不良や病気を未然に防いでいるとも言えます。
お店で食事をするとき、お店がほこりっぽかったら?
子供が咳をしはじめたら?
そんな時、お店の壁に空気環境適合証明書が飾ってあったら、安心ですよね。
空気環境衛生センターが室内空気環境測定をし、基準をクリアした建物には、
通常の測定結果報告書と共に、必ず空気環境適合証明書を提出しています。
モチロン空気環境適合証明書も測定費用に含まれていますのでご安心下さい。